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JCB法人カードの比較
※画像はイメージです
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JCBの法人カードを調べていると、いくつものよく似た名称が出てきます。

さらに、個人向けにはJCBゴールド、JCBプラチナ、そして招待制のJCB ザ・クラスがあります。

ここで気になるのが、次の疑問です。

法人カードにもザ・クラスはあるのでしょうか。
また、法人カードを使っていても、ザ・クラスを目指せるのでしょうか。

結論から言うと、現在のJCBの法人向けカードに、法人版の「JCB ザ・クラス」はありません。

JCB法人カードとJCB CARD Bizはプラチナまで、JCB Biz ONEはゴールドまでです。ザ・クラスを目指す場合は、個人向けのJCBゴールドやJCBプラチナを保有し、個人カード側で利用実績を積むのが基本になります。ザ・クラスの招待対象として案内されているのも、JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナの利用者です。

一方で、副業や事業をしている人が、すべての経費を個人カードに集めることが最適とは限りません。

この記事では、JCBの法人向けカードの違いと、ザ・クラスを目指す人が個人カードと事業用カードをどう使い分けるべきかを解説します。

結論:ザ・クラスは個人カード、事業経費は法人向けカード

最初に、カードの選び方を整理します。

利用者適したカード
副業・フリーランス・1人会社JCB Biz ONE
従業員用カードやETCカードを複数発行したい会社JCB法人カード
プラチナの法人向けサービスを求める代表者JCB CARD BizプラチナまたはJCBプラチナ法人カード
ザ・クラスを目指したい個人個人向けJCBゴールドまたはJCBプラチナ

この記事の中心となる考え方は、次のとおりです。

💡 基本の考え方

ザ・クラスは個人カードで目指す。
事業経費は法人向けカードで分ける。
Biz ONEなら、個人カードとJ-POINTを合算できる。

ただし、ポイント残高を合算できることと、ザ・クラスの招待判断に使われる利用実績が合算されることは別です。

JCBはBiz ONEと個人向けカードのポイントを合算して利用・交換できると案内していますが、法人向けカードの決済額を個人カードのザ・クラス招待実績へ合算できるとは案内していません。

JCBの法人向けカードにはザ・クラスがない

個人向けのJCBオリジナルシリーズには、JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナ、その先に招待制のJCB ザ・クラスがあります。

一方、法人向けカードの最上位はプラチナです。

JCB法人カードには、一般、ゴールド、プラチナの3券種があります。JCB CARD Bizにも一般、ゴールド、プラチナがありますが、JCB Biz ONEは一般とゴールドの2券種です。

したがって、正確には次のようになります。

カード系列最上位カード
個人向けJCBオリジナルシリーズJCB ザ・クラス
JCB法人カードJCBプラチナ法人カード
JCB CARD BizJCB CARD Bizプラチナ
JCB Biz ONEJCB Biz ONEゴールド

法人カードを長く利用したからといって、自動的に法人版のザ・クラスへ切り替わるわけではありません。

ザ・クラスを目指すことを優先するなら、個人向けのJCBゴールドまたはJCBプラチナを保有する必要があります。

THE CLASS GUIDE

個人向けJCBゴールドで、ザ・クラスへの一歩を始める

JCBゴールドは、JCBゴールド ザ・プレミアやJCB ザ・クラスへの招待を目指せる個人向けカードです。

※JCBザ・クラスへのインビテーションは、カード会社による総合的な判断に基づきます。

JCBの法人向けカードは名称が分かりにくい

JCBの法人向けカードが分かりにくい理由は、「法人カード」という一般名称と、「JCB法人カード」という正式な商品名が重なっているためです。

大きく分けると、次の3系列があります。

系列主な対象主な特徴
JCB Biz ONE副業・フリーランス・1人会社年会費とポイントを重視
JCB CARD Biz個人事業主・法人代表者個人カードに近い使い勝手と法人向けサービス
JCB法人カード中小企業・従業員使用者カードとETCカードを複数発行可能

JCB Biz ONE

JCB Biz ONEは、法人代表者だけでなく、フリーランスや副業を含む個人事業主も申し込めるカードです。

一般カードは年会費永年無料、ゴールドは年会費5,500円ですが、初年度無料で、年間100万円以上利用すると翌年度も無料になります。

一般、ゴールドともに、200円の利用につきJ-POINTが2ポイント貯まります。法人の本人確認書類が不要で、個人名義口座を設定する場合は最短5分の即時発行にも対応しています。

JCB CARD Biz

JCB CARD Bizは、法人の本人確認書類を提出せずに申し込める、個人事業主・法人代表者向けのカードです。

一般、ゴールド、プラチナがあり、プラチナにはコンシェルジュデスクやプライオリティ・パスなどのサービスがあります。家族や従業員向けのパートナーカードも追加発行できます。

Biz ONEよりも付帯サービスや券種の選択肢を重視する人に適しています。Biz ONEとJCB法人カードの中間に位置する選択肢と考えるのがわかりやすいでしょう。

JCB法人カード

JCB法人カードは、中小企業の代表者だけでなく、従業員にもカードを持たせたい会社に適しています。

一般、ゴールド、プラチナがあり、従業員向けの使用者カードやETCカードを複数発行できます。公式ページでも、Biz ONEはフリーランス・個人事業主向け、JCB法人カードは中小企業の代表者・従業員向けとして区別されています。

1人で事業をしているならBiz ONEが有力

従業員にカードを持たせる必要がなく、代表者本人だけが事業経費を決済するなら、Biz ONEが有力です。

最大のメリットは、個人用と事業用の支払いを分けられることです。

たとえば、次のような支払いをBiz ONEに集約できます。

「Biz ONEの明細は原則として事業経費」と決めておけば、個人利用と事業利用を明細上で仕分ける負担を減らせます。

JCBはBiz ONEについて、会計ソフトへの明細連携や資金状況の可視化、個人カードと同じMyJCBアプリでの管理に対応していると案内しています。

個人カードとポイントを合算できる

Biz ONEの大きな特徴が、個人向けJCBカードとのポイント合算です。

たとえば、

とカードを分けても、貯まったJ-POINTは合算して利用・交換できます。

💡 ポイントのポイント

明細と口座は分ける。ポイントはまとめる。
という運用が可能です。

ただし、すべてのJCB法人カードで個人カードとの合算ができるわけではありません。JCBの公式FAQによると、カード番号が「354」から始まり、券面に「CORPORATE」と表示されるJCB法人カードは、個人カードとポイントを合算できないと案内されています。

THE CLASS GUIDE

副業・事業経費を分けても、JCBのポイントはまとめられる

JCB Biz ONE一般は年会費永年無料。1人で事業を営む人の経費管理に適したカードです。個人向けJCBカードとのJ-POINT合算にも対応しています。

従業員がいるならJCB法人カードが向いている

社員にカードを持たせたい場合は、Biz ONEよりもJCB法人カードが適しています。

JCB法人カードでは、代表者以外の従業員にも使用者カードを発行できます。社員が使用者カードで支払った代金は、登録された会社側の口座からまとめて引き落とされます。

そのため、社員がいったん自分のお金で出張費や備品代を立て替える必要がありません。会社側も、使用者ごとの利用明細を確認し、会計ソフトへ連携できます。

社員が使ってもポイントは会社側に集約される

通常の会社一括決済型JCB法人カードでは、従業員の使用者カードによる利用分も法人契約の利用額としてまとめられ、会社側にポイントが貯まります。

JCBは、従業員の追加カードで経費を一本化することにより、会社のポイントを集約できると説明しています。一般法人用カードでは、カード使用者がポイント交換を行う場合も、法人会員から与えられた代理権に基づく扱いです。

つまり、社員個人が会社の経費を使って、自分のポイントを自由に貯める仕組みではありません。

THE CLASS GUIDE

従業員の立替をなくし、経費とポイントを会社へ集約する

複数の使用者カードやETCカードが必要な会社には、JCB法人カードが適しています。

使用者支払型は一般的なJCB法人カードとは別

法人カードの中には、社員本人の口座からカード代金が引き落とされる「使用者支払型」もあります。

JCBでは、大規模企業向けにJCBビジネスカードという使用者支払型の商品を提供しています。

このカードでは、社員の個人口座から代金が引き落とされ、経費として使った分だけを会社へ申請します。私的利用も可能で、利用データを会社の経費精算システムへ連携できることが主な特徴です。

使用者支払型の意味は、会社が直接代金を支払うことではなく、

会社が指定したカードの利用データを取得し、経費申請を管理すること

にあります。

経費精算の効率化だけを考えるなら、社員の立替が不要になる会社一括決済型の方が分かりやすいでしょう。

ザ・クラスを目指す人は決済額の分散に注意

Biz ONEを使うと、個人利用と事業利用を分離できます。

一方で、これまで個人向けJCBカードで支払っていた事業経費をBiz ONEへ移すと、個人カード側の年間利用額は減ります。

たとえば、年間500万円をJCBプラチナで決済していた人が、そのうち200万円の事業経費をBiz ONEへ移せば、個人カードの利用額は300万円になります。

ポイントは合算できますが、異なるカード契約の利用額そのものを合算できるとは限りません。J-POINTの利用規定でも、異なるカード契約の利用金額を合算してボーナス判定に使うことはできないとされています。

そのため、ザ・クラスへの招待を最優先する人は、次の点を考える必要があります。

ザ・クラスへの招待を最優先する場合

個人向けJCBゴールドまたはJCBプラチナに、可能な範囲で決済を集約します。

ただし、確定申告や経費管理のために、明細を個人利用と事業利用に仕分ける必要があります。

経費管理を最優先する場合

事業経費をBiz ONEへ分離します。

個人カード側の利用額は減りますが、会計処理や確定申告は分かりやすくなります。

年間決済額に余裕がある場合

個人利用はJCBゴールドやJCBプラチナ、事業利用はBiz ONEと分け、ポイントだけを合算します。

個人カード側でも十分な利用実績を維持できる人には、最もバランスのよい方法です。

JCB Biz ONEが向いている人

JCB Biz ONEは、次のような人に向いています。

特に、これまで個人向けJCBカードで副業経費を支払っていた人にとっては、導入しやすいカードです。

JCB法人カードが向いている会社

JCB法人カードは、次のような会社に向いています。

Biz ONEとの最大の違いは、単なる年会費やポイント還元率ではありません。

1人で使うカードなのか、組織で使うカードなのか

という点です。

事業をしていないなら個人向けJCBゴールド

法人カードは、法人代表者や個人事業主、副業を行っている人のためのカードです。

事業をしておらず、個人の生活費や旅行、家族の支払いに使うのであれば、法人カードを選ぶ必要はありません。

また、将来的にJCBゴールド ザ・プレミアやJCB ザ・クラスを目指したい場合も、個人向けJCBゴールドが自然な入口になります。JCBは、JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナの利用者を、ザ・クラスの招待候補として案内しています。

まとめ:個人と事業を分けるか、組織で使うかで選ぶ

JCBの法人向けカードには、法人版のJCB ザ・クラスはありません。

JCB法人カードとJCB CARD Bizの最上位はプラチナ、JCB Biz ONEの最上位はゴールドです。

カード選びは、ステータスだけでなく、実際の使い方から判断する必要があります。

状況選択肢
1人で事業経費を管理するJCB Biz ONE
複数の社員にカードを持たせるJCB法人カード
法人向けプラチナサービスを求めるJCB CARD BizプラチナまたはJCBプラチナ法人カード
ザ・クラスを目指す個人向けJCBゴールドまたはJCBプラチナ

ザ・クラスを目指しながら事業も行っている人には、

個人決済は個人向けJCBカード、事業経費はBiz ONE、ポイントは合算

という使い分けが有力です。

ただし、ポイントを合算できても、ザ・クラスの招待に関係する利用実績まで合算されるわけではありません。個人カード側にどの程度の決済額を残すかも含めて、カード構成を考えましょう。

🔍 あなたに合ったカードは?

※本記事は、JCBが公表しているカード情報および各種規約をもとに、2026年7月時点の内容を整理しています。カードの条件は変更される場合があります。

主な確認資料

本記事は、以下のJCB公式情報を確認して作成しています。カードの条件は変更される場合があります。

K
K|JCBザ・クラス 10年ホルダー

JCBゴールド、JCBゴールド ザ・プレミアを経て、JCBザ・クラスを10年以上メインカードとして利用中。年間決済額300万円超。ただし、これは筆者個人の利用実績であり、インビテーション条件を示すものではありません。コンシェルジュの活用術からメンバーズセレクションの選び方まで、リアルな体験をお届けします。

THE CLASS GUIDE

法人カードではなく、ザ・クラスへの道を優先する

事業経費を分ける必要がない人は、個人向けJCBゴールドから利用実績を積む方法が基本です。まずは「JCBゴールド」または「JCBプラチナ」から、あなたのライフスタイルに合わせた信用の設計を始めましょう。

※JCBザ・クラスへのインビテーションは、カード会社による総合的な判断に基づきます。